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二風谷コタン でアイヌ文化と金カムに触れ合ってきたよ!

 

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イランカラッテ〜!

 

ココ北海道の先住民族と法律でも記載されてる(らしい)・・・アイヌ

2019年春、道内でもそのアイヌ比率が高いとされる平取(びらとり)町二風谷地区に、アイヌ文化を発信するための施設がリニューアルオープンしました!

その名は 二風谷コタン !

コタンはアイヌの集落という意味なので二風谷集落って意味ですね。

 

私たち夫婦が住む北海道占冠村からは車で約1時間。今回ゴールデンカムイ関連のイベントをやってることもあって周辺施設とともに訪れてみました!

二風谷コタンは金カムイベント関係なくおもしろく勉強になる施設でしたよ🎶

 

二風谷コタン とは?

二風谷コタンとは、復元されたチセ(アイヌの伝統家屋)を中心に博物館・歴史資料館・工芸館といったアイヌの伝統や歴史を学んだり触れたりできる施設です。

 

「二風谷コタン」は、先住民族であるアイヌの文化や歴史を学び、現在の生活の様子を感じつつ、未来を想像する場所として整備しました。アイヌ語の「コタン」は、日本語では「むら」や「集落」を意味します。アイヌはその暮らしぶりを時代の流れとともに変化させつつ、有形・無形の伝統を現代に継承し発展させてきました。多くの方にアイヌ民族の伝統的な「コタン」の景観やアイヌ伝統工芸の世界に触れてもらい、この「二風谷コタン」でアイヌの精神文化を体感してほしいと思います。

特集 二風谷コタン~二風谷アイヌ文化博物館周辺整備~|広報びらとりより引用

 

二風谷コタンのチセ群は、倉庫などを含めると10棟以上の建物が集まっていてかなり本格的。(歩きやすいよう舗装された散策路を除けば)アイヌの集落に迷いこんだような雰囲気が味わえます🎶

また周りの広場では地元の子どもたちが走り回って遊んでおり、地域住民の公園としても活用されているようでした。

 

二風谷コタン大チセでは工芸品製作の見学やイベントが行われます!

 

二風谷コタン小チセや倉庫は内部の見学もできます!

 

交通アクセス

平取町は日高地方のやや内陸部に位置し、メインの交通手段は車(自家用車・レンタカー)です。

最寄りのICは日高富川IC(日高自動車道)で、札幌から約2時間・新千歳空港から約1時間・苫小牧から約1時間です。他にも帯広からは日勝峠(国道274号)を通って、旭川・富良野からは日高峠(国道237号)を通ってアクセスできます。

 

公共交通機関としてバスでも行けるようですが、乗り継ぎがあったり高速バスの途中駅だったりとやや不便なところではあります。

交通アクセス|平取町立二風谷アイヌ文化博物館

 

 

ゴールデンカムイのイベント

以下で紹介する二風谷コタンの主な施設(二風谷アイヌ文化博物館・沙流川歴史館・二風谷工芸館)では、現在(2019年2月8日(土)~24日)ゴールデンカムイの謎解きイベントをやっています。イベント自体は参加無料ですが、下記の二風谷アイヌ文化博物館のみ入場料が掛かります。

各所で出された謎を解いて正解すれば、お宝がもらえるというイベント・・・さてさて何がもらえるのかな?

二風谷コタン無料イベントですがいきなり缶バッチをゲット!

 

二風谷コタン「お宝」と言えばやっぱり白石!

 

主な施設

二風谷アイヌ文化博物館

二風谷コタン唯一の有料施設(同じく有料の萱野茂二風谷アイヌ資料館は道路を挟んだ向こう側)。料金は大人400円・子供150円です。近くのびらとり温泉ゆからとのセット券だと120円おトクになるので温泉に入る予定であればオススメです!アイヌ資料館のセット券もありますが、アイヌ資料館は冬期は通常営業していないもようです。

 

 

各種共通割引券があるのでチェックしましょう!

 

 

大小あわせて衣類はこれでもか!ってくらい展示・所蔵されています

 

小物も充実 アイヌ紋様がたのしい!

 

アイヌ文化博物館の名前の通り、アイヌ文化の歴史・紹介・衣類や生活用品などなどが展示。多くの展示品に装飾されているアイヌ文様は、モレウ(うずまき)・アイウシ(とげ)などのモチーフを組み合わせてれ作られてるそうです。

魔除けなど色んな意味があるそうなんですが、小物にアイヌ文様がついてるとおしゃれで可愛らしい感じもしますね。

 

ところで旭川市博物館でもアイヌの資料が充実していますが、二風谷のは衣服が充実していますね。どちらもひとつひとつ見てくと時間がいくらあっても足りないくらいです。

 

工芸品も各種あります

 

記事頭の「イランカラッテ〜!」とはこんにちはの意味ですね

 

今回のお目当てはゴールデンカムイの謎解きイベントですが、イベント抜きにしてもなかなか楽しめる博物館ですよ🎶

 

沙流川歴史館

 

こちら沙流川歴史館は、近くの遺跡から出土した土器・石器などの歴史的価値のある文化財や、北海道の自然史・化石などが展示されている博物館です。

理科に興味のある子供には楽しめそうですね🎶

こちらは土器コーナー・・・ドキドキ!

 

たくさんの土器・石器が展示されています

 

昔の人も色んなものを作ってたんですね〜

 

なお本州では弥生時代と呼ばれる時代だったころ、北海道は続縄文時代と呼ばれる縄文時代を継承した時代だったそうですよ。おもしろいですね。

本州の住民が水稲栽培を取り入れて弥生時代に移行したときに、気候的条件からか水田を作らず縄文時代の生活様式を継承した人々が営んだ文化が、本州の弥生・古墳文化に並行する続縄文文化である。このときまで本州と北海道の住民は同じ縄文文化を共有していたが、ここで道が分かれることになった。

Wikipediaより引用

 

でっかいアンモナイトの化石もあり〼

 

二風谷工芸館

 

二風谷工芸間はアイヌ工芸品の展示やお土産の販売をしているところです。本格的なアイヌ文様が彫られたものはかなりお高いですが、ステッカーや魔除けキーホルダーなんかはお手頃価格なので記念にどうぞです。

 

本格的な工芸品から小物まで勢ぞろい!

 

さてゴールデンカムイの謎解きはこれで終了!最後の謎を解くのが少し困難ですが、店員さんがそれとなくヒントをくれるので聞いてみましょう!

肝心のお宝は・・・こちらからどうぞ!

 

周辺施設

アイヌ工芸伝承館・ウレㇱパ

 

ウレㇱパはアイヌ工芸の伝承を目的とした施設で、本格的な工芸家を目指す人から観光客や住民の方が体験もできちゃいます。

 

神が細部にやどる!

 

アイヌ衣装の試着・撮影もできます

 

今ならガチャガチャでスペシャルグッズが当たるイベントもやってます

 

残念ながらハズレ! でもステッカーと缶バッジが入ってました

 

入口ドアの取っ手もアイヌ紋様! 忘れずチェックや!!

 

 

 

二風谷ダム

 

二風谷コタンの前(沙流川歴史館ちかく)は、沙流川を二風谷ダムによってせき止めたダム湖になっています。ただ冬期は結氷した上に雪が積もったただの雪原ですね。

ダムの管理事務所でダムカードをゲット!さっきの沙流川歴史館でもこのダムカードがもらえるそうです・・・そうなのね。

 

せっかくなのでかダムのお勉強!

 

 

 

旧マンロー邸

アイヌの研究・医療に携わってきたマンローさんの住宅兼病院の施設です。

英国人考古学・人類学者のニール・ゴードン・マンロー博士は、アイヌの生活風俗研究のために二風谷に移住し、研究のかたわら医者としての奉仕活動に生涯を捧げた人です。昭和17年の永眠後、住宅兼病院であったここは記念館として保存され、現在は北海道大学へ寄贈され、北方文化の研究に活用されています。

平取町HPより引用

 

時おり中も公開されているみたいですが、通常は外観のみの見学。ただ国道からマンロー邸にまでの短い林道が良い雰囲気をかもし出していましたよ!