2019年10月に妻とタイを旅してきました。
行程は(札幌→)バンコク→チェンマイ→スコータイ→アユタヤ→(バンコク)→ラン島(パタヤ)→バンコク(→札幌)で、タイ北部の観光スポットはほぼ網羅する感じ。

今回はビンボー2人旅ということで、LCCのエアアジアで札幌・新千歳空港からバンコク・ドンムアン空港まで飛び、そこからタイ国内を個室1泊1000円程度の安宿に泊まりながら巡りました。
まず1つ目の目的地は到着地・バンコク。3大寺院と呼ばれるワット・ポー、ワット・アルン、ワット・パクナム(ワットはタイ語でお寺の意味)、そして地下鉄ができて行きやすくなったワット・アルケオなど バンコクの寺院 の参拝がメインです。
バンコクの寺院 はどれも建物・仏様ともにデカいわ派手だわでとっとも面白かったです!大きなものを目の前にすると人間ってつい笑っちゃいますね。
なお記事内に出てくる乗りものには解説記事があります。ぜひリンクから飛んでみてください。タイでは面白い乗りものにたくさん乗ってきました♪

拝観料は2019年10月時点のものです。年々値上がりする傾向があるようなので、最新情報はこちらのサイトなどから確認してください。
ワット・ポー:朝ヨガと巨大な涅槃仏
バンコクに着いた翌日は、カオサン通りにある宿を早起きして出発し、トゥクトゥクに乗ってやってきたのがワット・ポー。
ワット・ポーはタイで初めて大学が開かれたところで、現在はタイ古式マッサージと古典医学の総本山として知られているそうです。
そんなワット・ポーに朝早くから来た目的は、ルーシーダットンと呼ばれるヨガに似たタイ式健康法の無料体験です。予約はいりませんし、内容もそれほど難しいものではなかったのでオススメのイベントですよ。
タイのメジャーなお寺のほとんどは拝観料が必要
朝8時になると先生たちと観光客がわらわら集まってきてはじまります
怪しげなサングラス髭おっさんのストレッチ
ルーシーダットンするおっさん像がいっぱい!
ルーシーダットンで長旅の疲れを癒やしたあとは寺院内を見学。美しい仏塔もキンキラに輝くたくさんの仏様も見事ですが、「ねはん寺」とも呼ばれるワット・ポーの一番の見どころはバカでかい涅槃仏。
もう大きすぎてカメラに収まりきれません。
もう大きすぎてスゲースゲーばかり言ってます。
もう大きすぎて笑っちゃいます。
たくさん並ぶ仏塔がうつくしい!
キンキラ仏さまはひとつひとつ顔が違っておもしろい
リクラインブッダでかっ!でもとてもおだやかな表情です♪
足がなが〜い下半身
足の裏には仏教の世界を現した108の彫り物が!スゴい!!
ワット・ポー
拝観料:200THB(約720円)
最寄り駅:MRTサナームチャイ駅
ワット・アルン:急な階段をヒーコラ歩く
ワット・ポーから渡し船を使ってワット・アルンへ!
アルンとは暁の意味で、ワット・アルンは「暁の寺」と呼ばれています。同名の三島由紀夫の小説があるんだそうな、へー。
そんなワットアルンは細かいモザイク装飾にいろどられた白い仏塔がシンボルで、特に中央の大仏塔は立派で威厳もあり、当時の王様の力を象徴しているようです。
ワット・アルンへはワット・ポー近くの船着き場からアクセス
川から眺めるワット・アルン
大きく立派な仏塔には細かく繊細な装飾が!
この大仏塔は1/4ぐらいの高さまで階段をつかって登ることができます。この階段がけっこう急でして、さらにはお昼も近づき気温も上がってくるのでアラフィフの私にはキツイものがありました。一番キツイのはこれまた急な下りの階段なのですが(笑)。
ただ壁面にはさまざまなモザイク装飾や神仏があり見ていて飽きることがありません。神話を知っていればもっと楽しめたのでしょうが、知らなくても技術と美しさに感心してしまいました。
細かい装飾に感心しながら仏塔の急な階段を登ります
登りがあればもちろん下りもある・・・ヒーコラ
ツーリストボートから眺める夜のワット・アルンも美しい♪
ワット・アルン
拝観料:50THB(約180円)
最寄り駅:MRTイサラパーブ駅またはワット・ポーから渡し船
ワット・パクナム:インスタ映え必至の異空間
ワット・アルンからは2週間前に営業をはじめたばかりのMRTでワット・パクナムへ。
ワット・パクナム自体はアユタヤ時代からある古い寺院だそうですが、目的の白い大仏塔は2012年に完成した比較的新しいもの。
これまでBTSからソンテウで、またはタクシーやツアーバスを使わないと行けないアクセスの悪い場所でしたが、MRT新線のお陰で市内中心部からもサクッと行けるようになりました。ただ駅からワット・パクナムまで案内がまるでない細道なうえ、ガイドブックにもまだ乗っていないのでGoogle Mapを使って行きましょう!
高架の最寄り駅から見えるワット・パクナムの仏塔・・・とあれは?
ただいま建立(こんりゅう)中の大仏さまでした
地元の人たちは手前のお寺でお参りするようで、白い大仏塔を訪れるのはほとんど観光客のような感じでした。その中でもInstagramで紹介されたことから、日本人に人気の観光スポットです。
皆さんの目的は5Fにあるエメラルド仏塔と天井画。ドーム状の天井はプラネタリウムのようなキラキラした絵が描かれており、非常に不思議な空間です。仏教が持つ宇宙観を現してるのかもしれませんね。まさに一見の価値ありです!
テンション上がる空間ですがあくまでも宗教施設。静かにじっくり鑑賞しましょう♪
ワット・パクナムの白い大仏塔は入館料無料!
白い大仏塔の5Fが目指す不思議な空間です
1,2Fは資料館みたいな作り
3,4Fはお参りするためのフロア(たぶん)
そして5Fのエメラルド仏塔とキラキラ天井・・・コレを見たかった!
ワット・パクナム
拝観料:無料
最寄り駅:MRTバーンパイ駅
ワット・プラケオ:王宮内のメチャ混み観光地
ワット・プラケオは同じ敷地内にある王宮とともに寺院巡りのハイライト!・・・ということで観光客の数が半端ないです!
もうワット・プラケオに近づいていく段階でスゴい数のバスが出入りしており、続々とツアー客がバスから降りてきます。ツアー客メインのせいか一般料金所はそこまで混んでませんでしたが、入り口から寺院内に入るまでがひと苦労。
ワット・プラケオは時間に余裕をもって行ったほうが良いですね。
黄金の仏塔にはブッダの遺骨が納められてるそう
入場するのに長い列
寺院内も人がいっぱい!
ときおりインドっぽい神様もあらわれます
ワット・プラケオの本堂にはエメラルドブッダと呼ばれるタイで一番重要とされる仏像があります。エメラルドと言っても宝石のエメラルド製ではなく、エメラルド色の翡翠でできているそうです。
エメラルドブッダは思ったより小さいです。でもキラキラした大きな祭壇の上の方に祀られており、とってもありがたい感じがしました。このエメラルドブッダを拝みに信者がタイ国内外から巡礼に来るそうですよ。
エメラルドブッダ見てきました!(本堂内は写真撮影禁止)
王宮では衛兵さんと写真を撮ることができますよ
夜にチャオプラヤー川から望む王宮とワット・プラケオが美しい
ワット・プラケオ
拝観料:500THB(約1,800円)
最寄り駅:MRTサナームチャイ駅
寺院巡りの注意点

寺院の敷地内では短パンやノースリーブなど露出の多い服装はNGとなっています。寺院によっては入場券購入の際に、肌を隠す服をレンタルするよう言われるかもしれません。また建物の中に入るときは、靴・帽子・サングラスなどを外しましょう。
タイの寺院巡りはなかなかハード
寺院巡りではたくさん歩いたしたくさん階段の上り下りをしました。カンボジアに行ったときも思ったのですが、東南アジアは通年通してくそ暑く、またお寺や遺跡は階段登ったりすることが多いので絶対若いうちに行ったほうがイイ!

定年退職後に世界遺産巡りを・・・なんて考えていても、身体がついていかないのはもったいないですからね。そんな私もアラフィフなのでそんなに若くはないですが。
