全国のインドファンの皆さんこんにちは!
ワタクシは8年ほど前、1ヶ月ほど技術指導のお仕事でインドへ行ったことがあります。本記事は先記事のカンボジア・アンコールワットに続いての思い出話です。

お仕事でインド・アーメダバードへ
出張先はインド東部グジャラート州にあるアーメダバード(アフマダバード)。
市街地や観光地から更に外れたところだったので観光情報誌を読んでも参考にならず、インドの空気を知るべくインド旅行記「新ゴーゴー・インド」(蔵前仁一著)を面白おかしく読んでおりました。先日都内でその蔵前さんのイベントがあったそうなので、当時の様子を思い出してみることにしました。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ #蔵前仁一 #ゴーゴー・インド #旅行人 #インド
『ゴーゴー・インド30年 旅の記憶』回顧展での蔵前仁一さんの30年分のインドトークがサイ…https://t.co/UHc0TSrnjX pic.twitter.com/oiieZfDxoB— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2017年10月3日
「新ゴーゴー・インド」はインド出張の前に読んで笑わせていただきました。本の内容はディープすぎて全く参考にならなかったですが(笑)。 https://t.co/f4XW668XWx
— ken2 (@nokotoblog) 2017年10月4日
実際ワタクシの全ての移動は、現地関連会社の人、もしくは現地運転手が運転する車で移動したため、感じたインドなんて本当に表面のみ。それでも色々面白い事がありました。思えばもっと写真撮っとけば良かったなぁ。
定番のホテルでの悩み
まずありがちなのがホテルのエアコン。
昔ながらのスイッチオンオフタイプで、オンでガンガン冷えた後にバタンと音を立ててオフになって暑くなるの繰り返し。うるせぇうるせぇ。でもそれよりも、上階からポタポタ落ちてくるドレン水が室外機に当たってカンカン音がするのが気になって、耳栓してても慣れるまでなかなか寝られませんでした。
またホテル前が寺院だったので、まだ暗い朝5時からスピーカーから何やらお経が流れてくるし、道路ではクラクションの音でとにかく喧(やかま)しい。当時インドの人口は12億を超えていたのですが、地方都市でも人混みはかなりのものでした。
ただホテル自体は結構グレードの高いところだったためか、シャワートラブルは1回だけだったし、電話すれば軽い食事は持ってきてくれるしで結構快適に過ごすとこは出来ました。ガタガタいうエレベータは何回乗っても怖かったけど(笑)。
静かに明ける異国の朝・・・ではなく車のクラクションの音が喧しすぎ!
朝から人、車、バイク、オートリキシャなんかで混沌としたホテル前の交差点
とにかくメチャクチャな道路
さて職場まではホテルまで迎えに来てくれる運転手の車に乗って行くのですが、問題は車に乗るまで。ホテル出口から車まで物乞いがワラワラと集まってくるのです。無理矢理手を引っ張られたりはしないものの、10人近くいるので結構ビビります。でも10人程度なので何となく顔を覚えてしまい、その人がいないときは何となく気になっちゃいました。
そして車に乗ったら乗ったでメチャクチャな道路にビビります。何とかハイウェイという名前がついてるのですが、日本の自動車専用道路とは異なり、車も人もバイクもオートリキシャもゾウもウシも野犬も道路上にワラワラいるのです。そんな中クルマはビービーとクラクションを鳴らして「どけどけ」とばかりに走るのですが、唯一ウシだけ宗教上の理由で大切にされるために、ウシが道路を渡りきるまでみんな大人しく待ってる姿が可笑しくてたまらないです。
8年前に仕事で行ったインドはまさにコレ。現地運転手はとにかく飛ばすしクラクション鳴らしっぱだしガンガン追い越しかけるし道路に穴ぼこあるし人もゾウも牛も犬も道路に出て来るし、それなのに片手に携帯だしもうメチャクチャ!
カンボジアのトゥクトゥクで笑ってられたのもインドのお陰(笑)。 https://t.co/7FPWQPL8w5
— ken2 (@nokotoblog) 2017年10月3日
車がクラクション鳴らすのには別の理由があります。インドではサイドミラーがない車が非常に多く見られ、その理由がサイドミラーによって他の車、人、動物などと接触することを避けるためだそうです。そのため後方確認しない車が多く、クラクションは「オレは後ろにいるぞ!追い越すぞ!車線変更するなよ!」という意味なのだそう。結局「どけどけ」みたいな意味になっちゃいますが。ワタクシの運転手も運転中ずっとビービー鳴らしながら、対向車がいても構わず無理矢理追い越ししていきましたねぇ。事故無く生きて帰ってこれて良かった!
車といえば現地ではマルチ・スズキという名前でスズキ子会社の車がたくさん走っており、しかもちょっと古めの車が多かったので昔の日本みたいな印象を受けました。またちょうど激安車で有名な初代タタ・ナノが出始めたばかりの頃で、新車を運転してる人がジロジロ見られていたのを覚えています。
「ゴーゴー・インド」でたびたびネタとされているオートリキシャー
ハイウェイだし車が100km/h以上でで走ってるのに人も動物も出入りが自由すぎる(笑)
食の悩み
朝晩の食事は日本から持ってきた食料を調理して食べたのですが、昼は職場付きのコックさんが作ってくれたものを食べます。インドと言えば毎日カレーかと思われる方もいるかと思いますが・・・まぁ毎日カレー味でした。よく見ると使ってる野菜などビミョーに違うのですが、味は全部カレーだし、不味くはないのですが・・・流石にねぇ。
因みにおやつのクッキーも香辛料が掛かっててほぼカレー味です。唯一このコックさんが作ってくれたもので飽きなかったのがチャイ。本場のチャイは本当に美味しくて毎日の楽しみでした。
とある日のランチ
別の日のランチ 左上のはチャパティという丸くて薄いパンみたいなもの
また別の日のランチ・・・基本毎日コレ、毎日毎日カレー味
インドでホッとできるのはこのチャイくらいかな 美味い!
もひとつインドで美味しかったものはキングフィッシャービール。それもストロングというアルコール度数8%というもの。8%アルコールが乾ききった身体にガツンと染み込んでいきました。
実はグジャラート州は禁酒州なので、街中に飲み屋やお酒を販売する所はありません。許可を受けた外国人が一定量を買うことが出来るそうですし、またヤミ酒の流通があるみたいですが、この飲んだビールがどこから来たのか聞くのを忘れてしまいました。加えて外での飲酒もダメ(恐らく「ウェーイ酔っ払っちまったよ〜」ってのもダメ)なので、外国人でもホテルの部屋でこっそりチビチビ飲むしかありません。ちょっと息苦しいですが仕方ありませんね。
そして帰国してビックリされたのですが、1ヶ月程インドにいながら一度もお腹を壊すことはありませんでした。どんなに注意しても一度はお腹を壊すと言われたので。インドネシア・カンボジア・香港などでもお腹を壊さなかったので、ワタクシの胃腸は結構丈夫なのかもしれません。
キチッとしてて綺麗でメシも美味い日本で暮らしてると、たまにはこんなインドが懐かしく思われます。ただ今住んでる北海道でもインドっぽいところがあります。それは対向車が見えてても無理矢理追い越していく車がいること。後続車が結構な勢いで近づいてくるとインドを思い出しちゃいますね(笑)。
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