せっかく北海道に移住したからにはだだっ広い北の大地を周ってみたい!ただいきなり北海道一周は辛いかな・・・というわけでヘタレな私たち夫婦は、細切れに北海道を巡ってトータルで一周することにしました。
北海道の道の駅では道内道の駅のスタンプラリーが開催されており、スタンプブック(200円)を購入して道の駅スタンプを集めるといいことがあるということで、道の駅スタンプ完全制覇!をモチベーションに頑張ります。
今回は旭川を北上して、今の時期限定の 寒ざらしそば (厳寒清流さらし蕎麦)を食し、その後は道の駅に寄りながらその場で観光地を決め、テキトーに行けるところまで行って、夜は車中泊のプラン(つまりはノープラン)としました。
ひたすらスタンプを集めまくるぞ!
廃線跡マニアは凄かった
幌加内町へは旭川から車で1時間ちょっとでした。
半年前まで住んでた埼玉と違って、北海道の道路は渋滞がないのでいつも予定より早く着いちゃいます。今回も早く着きそうだったので、国道からちょっと入ったところにある深名線(〜1995年)の廃線跡を覗いてみることに。
するとほぼ同時に廃線好きと言うおっちゃんがやってきて、少しお話して保存されている鉄橋の写真を撮ったかと思ったら、その線路があったとされる先の草むらの中へザクザク入っていってしまいました。山深いところではないのでクマは出ないかと思いますがなかなか勇敢な姿でしたねぇ。
一方私たちは近くにある道の駅・森と湖の里ほろかないでスタンプを押して、目的とする蕎麦屋へ向かいました。
緑の中の旧深名線鉄橋
寒ざらしそば とは?(幌加内町観光協会HPより)
秋に収穫した新そばを大寒の日に冷たい清流にさらし、灰汁を抜き、立春の日にこれを引き上げます。その後の晴天続きを見計らい、山間の寒い風と真冬の紫外線の強い太陽光線でさらして乾燥させる、自然の力を利用した保存法で、江戸時代に徳川家に蕎麦を献上するために考案された保存法です。厳寒の自然の力を利用して、灰汁を抜き、虫やかぶれから蕎麦を守り保存する昔ながらの生活の知恵でもあります。寒ざらしされたそばの実は、通常の蕎麦よりも甘みのあるのどごしの良い蕎麦になると言われています。
幌加内町観光協会HPより
お気に入りの幌加内そば
以前も幌加内そばを食べに来たことがありますが、香りや歯応えが凄く気に入りました。

私たちが今回めざしたのは「霧立亭」というお店。
寒ざらしそばは6月14日〜28日まで、しかも1日20食の限定品ということで競争率が高そうです。私たちのお店の到着は開店の10分前。すでにに1人の先客がおり、後からも2人が来ました。
これは寒ざらしそば目当てか!?と思いきや、どちらも注文されたのは通常の蕎麦・・・普通に人気のお店ということだったようです(笑)。もちろん私たちは厳寒清流さらし蕎麦を注文!そして比較のために通常の蕎麦も注文しました。
見た目も涼やかな寒ざらしそば
左の太めのが通常の蕎麦 右の白くて細めなのが寒ざらしそば
ツルりと爽やか癖のない味でした。水のように飲みやすい上質な日本酒のようと言った感じでしょうか。麺自体が細いので通常のそばほどの歯応えはありませんが、それでもしっかり歯応えはあります。
一方で通常の蕎麦は香り薫る歯応えしっかりのそばらしいそばです。こちらは上質な日本酒でもコメの味する幌加内厳寒清流さらしそばしっかり系。そして何よりそばツユが美味しかった♪お陰で蕎麦湯も最後の一滴まで充分に味わうことが出来ました!
やっぱ幌加内そばは美味いなぁ。通常の蕎麦が充分美味いので開店前に並んでいたのも納得ですね。
限定品ですよ
何度も言いますが寒ざらしそば(厳寒清流さらしそば)は期間・数量限定の貴重品です。
競争率が激しくなかったのは郊外の店だったからかもしれません。その他の2軒は街中にあるのでもしかしたら混んでるかも。食べたくなった方はお早めに。まぁ売り切れてても通常の蕎麦で充分美味しいと思いますが(笑)。
