本記事は乗船記(2)です。乗船記(1)はこちらからご覧ください。

船内での食事について
レストラン・ショップ・食堂の営業時間
大洗19時45分発の苫小牧13時30分ということで、食事は出港日の夕食と翌日の朝食・昼食をレストランで食べることが出来ます(全てバイキング形式)。
夕食:18:00~19:30(LO) 大人:1,900円 小学生:1,050円
朝食:07:30~09:00(LO) 大人:1,050円 小学生:800円
昼食:12:00~12:45(LO) 大人・小学生:800円
セット券を買えば多少安くなります。
個人的には「らべんだあ」のようにバイキングではなく好きなメニューを選びたいのですが、まぁ食材の準備等で仕方がないのかもしれません。
私の夕食は出港前にアウトレット内のレストランで済まし、乗船後にレストランで生ビールだけ購入してレストラン外のロビーで一杯やりました。翌朝以降も持ち込みで済ましたのでレストランは一回も使いませんでした。
なお「さんふらわあ ふらの」には給湯室があるため、カップラーメンや電子レンジで調理する食品も食べることが出来ます(「らべんだあ」ではフロントに湯沸かしポットが置いてあるのみです。個室には何かしら備えられているかもしれません(未確認))。
ゆらゆらどんぶらこ
当日は風雨が非常に強く、船がどんぶらこどんぶらこと非常に揺れて真っ直ぐ歩くことが困難な程でした。まだまだ苫小牧まで10時間以上もあるためとても不安でしたが、21時を過ぎる頃には大分落ち着いてきました。
さて大部屋の作りですが、上に物入れ、下は畳にマットレスとシーツ、布団と枕が用意されていました。各席(布団)に1つずつコンセントがあり、携帯・スマホが充電できるのが今風ですね。席間にはカーテンがあり最低限のプライベート空間はありますが、音は筒抜けですので隣人によっては不快な思いをするかもしれません。
大部屋の寝具と物入れ
ワタクシの場合も隣がイビキおじさんに当たってしまい中々眠れませんでした。イヤホンして頭から布団を被って何とか少しは眠れたようです。まぁこれは値段の安い大部屋なので仕方がないですね。
ところでこのイビキおじさん、21時頃から翌11時頃まで、フェリー乗船中の殆どをずっとイビキを掻きながら眠っておりましたが・・・大丈夫かな?
大部屋だと寝ている人もいるので音を立てることが出来ず、自分の席にはなかなか居づらいものですが、「プロムナード」と呼ばれる広い通路には椅子と机が用意されており、景色を眺めながら(夜は真っ暗ですが)ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。
プロムナードの椅子はたくさんあるうえ個室の人は自分の部屋にいるせいか、椅子が満席になることは殆ど無かったかと思います。ここで持参した食事やお酒をここで飲むことが出来ますし、公衆wifiでスマホを使うことも出来ます。ワタクシはkindleで読書をしたり、ブログ更新をしておりました。
因みに船の航路は大海の真ん中ではなく陸地に沿っているので、wifiを使わなくても陸地の電波を拾って地上と全く同じ感じでスマホを使うことが出来ます。使用人数が多くてwifiが遅いような場合は、wifiを切ったほうがストレスはないかと思います。
起きてる時間の殆どをこのプロムナードで過ごしていました
ゆらゆらゆらゆらどんぶらこ
さて夜の間はいくらか落ち着いていた船の揺れも、朝が明けるとまた揺れだしてきました。前回は真冬に同航路を通ったのですが、その時より揺れていたと思います。
朝風呂を浴びに行くと、揺れに伴って浴槽内のお湯がザッパザッパと溢れていました。さすがに少々気分が悪くなりましたが、なんとかそれ以上苦しくなることはありませんでした。
もうすぐ苫小牧
そして定刻通りに苫小牧に到着。
到着してもボーディングブリッジの設置に手こずっている模様で少々時間が掛かっておりました。その他スタッフの方々も新造船第一便ということで不慣れであったり、バタバタしてたりする場面にも遭遇しましたが、安全に定刻通り運行できたので何よりですね。
“さんふらわあ ふらの” と “らべんだあ”を比較
私は今回の”さんふらわあ ふらの”と同時期に就航を始めた新造船”らべんだあ”にも乗船しました。

さんふらわあ ふらの:苫小牧 ー大洗間・2017年5月新造船就航開始
らべんだあ:小樽ー新潟間・2017年3月新造船就航開始
どちらも快適でしたが、2つの船に違いが見られたのでまとめてみました。
・リーズナブルだが今風で快適な大部屋がある(隣人次第ではあるが)。
・フリースペースに余裕があり部屋や寝室以外でも快適に過ごせる。
・食事がレストランのバイキング・ビュッフェのみ(あとは売店)。
”さんふらわあ ふらの”は昔ながらの船旅を今風に快適にした感じで、”らべんだあ”はオール個室で新しい旅行スタイルを打ち出した船と言った感じでしょうか。
幾つか豪華寝台列車が登場しているもののプラチナチケットとなっている今、気軽にゆったり旅ができるフェリーは中々良い選択肢かもしれません。ただ海が荒れた日に当たると非常にしんどいです・・・(笑)。
さて苫小牧から旭川に帰ってきましたが気温は10℃。やはり北海道はまだまだ寒いです。
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